韓国海洋警察庁と海上保安庁、中国漁船取締りの違い

今回はエントリ本文に入る前に、今回殉職されたイ・チョンホ警長に哀悼の意をささげると同時にご家族と、負傷されているイ巡査にお見舞い申し上げる。

韓国海洋警察庁と海上保安庁とは、それぞれの国の海洋権益を保護する任務から摩擦や睨み合いがしばしば発生するが、同時に捜索救助や犯罪捜査においては連携協力している重要なカウンターパートである。
先月も各管区海上保安本部と地方海洋警察庁とで合同訓練が行われたばかりだった。



ついに中国漁船の船長(殺人容疑で逮捕)はその罪を認める供述を始めたようだが、そう簡単にこの事件は収まるようなものではないだろう。

中国漁船船長 容疑認めて謝罪

この事件は、今月12日、朝鮮半島西側の黄海にある韓国の排他的経済水域で、不法操業の取締りをしていた韓国海洋警察庁の警察官が中国漁船の船長に刃物で刺されて死亡したものです。海洋警察庁は殺人と特殊公務執行妨害の疑いで、15日に船長の程大偉容疑者を逮捕し、容疑を裏付けるため、19日午前、インチョンふ頭に係留している漁船で現場検証をしました。現場検証は程船長を立ち会わせて行われ、2階の操舵室に警察官が突入したときの状況が再現されました。検証のあと、報道陣の前に姿を現した程船長は、マスクと帽子をかぶり、無表情で「私の間違いで警察官が死亡したことは申し訳ない」と小さな声でみずからの非を認め、謝罪しました。海洋警察庁によりますと、程船長は逮捕された直後は殺人などの容疑を否認していましたが、最近の取り調べでは容疑を認める供述をしているということです。海洋警察庁は、19日の現場検証の結果なども踏まえ、犯行の詳しい状況を解明することにしています。

違法操業:海洋警察官刺殺の船長「遺族にすまない」

 身長163センチと小柄な程容疑者は、現場検証で「怖さに駆られていた」「警察がドアをたたき、私の頭を殴った」「ナイフを手に『来るな』と叫んだ」などと供述した。程容疑者は30分にわたる現場検証の後、取材陣に対し「私のせいで警察官が死亡、負傷し、遺族にはすまない」と話した。

 海洋警察の関係者によると、李警査の話をすると程容疑者は涙を流し「海洋警察が人道的に対応してくれたことはありがたい。遺族にひざまずいて謝罪したい」と話しているという。

 調べによると、海洋警察による拿捕(だほ)作戦の当時、問題の漁船に衝突を繰り返し、作戦を妨害しようとした僚船の船長、劉連成容疑者(31)は、程容疑者といとこ同士だということが分かった。程容疑者は今月10日、山東省栄成市の石島港を出る前、船員らに対し「韓国の海洋警察に取り締まられた場合、あらゆる手段で抵抗しろ」との指示していたことが分かった。

 仁川海洋警察署は、程容疑者を殺人容疑、魯文漁29号の中国人船員8人には竹やりなどを海洋警察官に振り回した公務執行妨害の疑いで、立件する方針を固めた。拿捕作戦を妨害した劉容疑者は、起訴相当の意見とともに、21日にも検察に身柄が移される予定だ。

今回の事件は同様に中国漁船に悩まされる国として対岸の火事として見逃すわけには行かない。

韓国側は中国漁船への対策で日本との連携を模索するようだ。

中国漁船不法操業 日韓連携を

韓国の農林水産食品省は、先月末、東京で開かれた不法操業の取締りに関する日本側との定期協議でこの問題を提起しており、今後、中国漁船による不法操業に対抗するため、日本とのさらなる連携を模索していきたい考えです。



そして、北朝鮮の金正日総書記死亡に伴って朝鮮半島の緊迫感が増す中、再び不法操業した中国漁船が拿捕された。韓国の話ではない。日本で、だ。

領海内で操業した疑い 長崎海保、中国人船長を逮捕

 長崎海上保安部は20日、中国籍の漁船、浙象漁(せっしょうりょう)16(推定130トン、乗組員11人)の船長、鐘進音容疑者(39)を外国人漁業規制法違反(領海内操業)の疑いで現行犯逮捕し、発表した。逮捕した際、漁船からの抵抗はなく、けが人はいないという。

 同海保によると、鐘容疑者は19日午後10時半ごろ、長崎県五島市鳥島の北東約4キロの日本の領海内で許可なく操業した疑いがある。巡視船が停船を命じたが無視して逃走、20日午前5時半ごろ、鳥島の南西約87キロの東シナ海にある日本の排他的経済水域(EEZ)で海上保安官9人が巡視船から漁船に乗り移って現行犯逮捕した。

SEB201112200009.jpg

周辺海域では先月も立入検査忌避で中国漁船が拿捕されている。

関連エントリ:中国漁船拿捕で冷静な中国政府と怯える野田政権
長崎県五島沖中国漁船拿捕でちらつく「尖閣の亡霊」
理解の無い日本メディアと常識の無い元外交官
五島・鳥島沖中国漁船拿捕に関しての記事修正と噂

前回は、違法操業は確認されず、逃げただけだったので略式起訴と罰金で「通常の」決着となった。
しかし、海保内ではこの時の中国漁船がサンゴ密漁を行おうとしていたと見ており、実際船内からは未使用のサンゴ漁具も発見されていた。

今回は現行犯で逮捕されたわけである。驚くべきは前回捕まった情報は中国でも報道されているし、漁業者の間でもやり取りされたに違いないのに平然と違法操業に来ていることだ。それだけ五島沖のサンゴ、通称「赤珊瑚」が中国人にとって魅力的な「商品」なのだろう。こうした点は、韓国の沖で操業する違法中国船と通じるものがある。

一方で、異なる点は報道でも強調されているように漁船側の「抵抗」がないところだろう。もちろん、逃走している点では「抵抗」していることに変わりはないのだが。

前回そして今回の五島沖での海上保安庁の中国漁船拿捕は、韓国海洋警察庁の悲劇との対比において示唆に富んでいる。

まず前提としては、中国漁船の違いがあるだろう。韓国で違法操業する中国漁船は小型で沿岸漁を対象としたものが多い。そのため乗員は家族だったり親戚だったりするわけだ。実際、海洋警察官刺殺事件でも、制圧中に衝突してきた漁船の僚船はいとこが船長を務めていたことが判明している(上記引用記事)。こうしたことが悪質なまでの抵抗に至る要因の一つとなっているのかもしれない。また、距離的にも韓国近海まで入りやすく、海象も安定しているため小型船を横につなげることも可能だ。

一方、日本まで違法操業に来る中国漁船の多くは100トン前後の外洋タイプで、その乗員も血縁者というよりは雇われの漁労者だ。尖閣諸島で衝突してきた漁船においても、乗員たちはまったくと言っていいほど抵抗しなかった。どの海域で操業しているか、なぜ巡視船に衝突し追われていなかったのかすら当時は理解していなかったのかもしれない。そして、大型船であるがゆえに、韓国近海の中国小型漁船の様に連結させることは自殺行為となる。日本周辺海域の条件もそれを許さない。



また、取締側にも違いがある。

韓国海洋警察庁は中国漁船の取り締まりにおいて1500トン級や3000トン級の大型警備艦船を投入。放水するときは近接するものの、制圧に当たる特攻隊員や特別機動隊員の移乗はRHIB(搭載複合艇)に任せ、本船は距離を置いている。これは、大型船で威圧しつつ、衝突などを避けるための措置だろう。

だが、RHIBの制圧隊員が孤立する危険性が高い。洋上で接すれば安定している大きい船、つまり中国側の漁船が有利になる。また、「戦闘」においては高い位置にいるものが優位であることは言うまでもない。

2841_131954_937686.jpg


一方海上保安庁は、前回の拿捕では高速特殊警備船「ほうおう」が、今回の拿捕では中型巡視船「ふくえ」と大型巡視船「でじま」が対応している。

view1727639.jpg

crm11110621340011-p2.jpg
11月、中国漁船を追跡だ捕する巡視船「ほうおう」


領海内操業:中国漁船船長を逮捕 長崎・五島列島沖

 容疑は、19日午後10時半ごろ、五島列島鳥島沖の北北東約4キロの領海内で操業したとしている。同海保によると、巡視船「でじま」の停船命令を無視して逃走したという。

 同海保によると、漁船は停船命令を発してから約6時間半あまり逃走。20日午前5時ごろ、鳥島から南南西約87キロの海上で追尾していた巡視船「ふくえ」の保安官ら9人が乗り込み停船させた。



いずれも220トンから1200トンの小型~大型巡視船だ。

長崎海上保安部 所属巡視船艇

PL05 巡視船 でじま
全長 91.4m
総トン数 1200トン
速力 20ノット以上

PS206 巡視船 ほうおう
全長 50m
総トン数 220トン
速力 40ノット以上

PM22 巡視船 ふくえ
全長 56m
総トン数 335トン
速力 35ノット以上

言うまでもないが、韓国海洋警察が使用しているRHIBとは大きさが比較にはならない。もちろん、海上保安庁もそれぞれの巡視船艇に同様のRHIBを搭載しているが、それはあくまでも相手船が停船したのちに移乗するのを目的としている(そうでないことも多いが)。RHIBで高速航行中のより大きな船に接近するのは極めて危険なのである。

DSC_0386_l.jpg

05.jpg
海上保安庁におけるRHIB(GB)の訓練。
逃走中の船体規模の大きく異なる船をRHIBが直接追尾することはあまりない

070304.jpg
RHIBが母船である巡視船「すずか」へ強行接舷を行う訓練。
実際にこのような船体差のある船での強行接舷は珍しい。
また、訓練とはいえ一歩間違えばかなり危険な状況になることがわかる。


だからこそ、海上保安庁は巡視船艇による強行接舷という「必殺技」を編み出した(もっとも、この方法でも接舷中に逃げられると制圧要員が孤立し、漁船側が優位になることは「韓国」自身が証明している)。

つまり、漁船の取締、制圧に適した船というのは100~300トンの、海保でいうところのPC型巡視艇・PS型PM型巡視船に相当する船ということになる。

049_01.jpg
逃走する台湾漁船に強行接舷を行う巡視艇

しかし、海洋警察が中国漁船を取り締まる際に、この小型クラスの警備艇を投入した、さらには接舷させたという例はあまり聞かない。前述したように、報道で確認されるのは1500~3000トンの大型警備船である。今回の刺殺事件でもイ警長が乗り込んでいたRHIBの「母船」も3005警備船だった。もちろんこれらの船はヘリの運用能力や指揮統制能力が充実しているが、海保の考え方でいえば「指揮船」となるべき船である。

尖閣諸島漁船衝突事件の際も、近接しての追跡や強行接舷はPS型巡視船「みずき」が行い、その周囲を「はてるま」(PL)型巡視船2隻が包囲、さらに後方に船隊指揮を行うPLHが控えていた。RHIB/GB(及び高速警備救難艇)による移乗が行われたのは「みずき」移乗班による制圧が成功し、完全に停船してからである(だから強行接舷で移乗する海上保安官は船橋と機関室を真っ先に押さえる)。

韓国海洋警察の取り締まり状況を報道で確認する限り、大型警備船の投入が主力とされているようだ。小型警備艇も確認できる画像はあるものの、大型警備船と同様、遠巻きに中国漁船団を眺めているようにしか見えない。

2841_131950_227752.jpg
2841_131951_750632.jpg
3000トン級警備船と300トン級小型警備船で包囲しているものの
実際に接近し規制するのは搭載艇(RHIB)だけである↓
8fb6ae74-f312-43ca-bef8-6ea33b25cc9d.jpg


これは取締りの手法だけでなく、韓国海洋警察庁の船艇配備体制にも問題がある。簡単に言えば、韓国には海保のPC型巡視艇(100トンクラス)やPS/PM型小型巡視船(200~300トン)に相当する船艇で、戦力となる新型のものが少なく、あったとしても漁船取締りに投入しにくい体制にあるのだ。

また刑事処理上の課題もある。これらについては、事件が起きる以前より韓国の同乗取材記事などがあったのでそれらを元に、今後のエントリで詳細に扱う。


もっとも、複数船艇での戦術を用いる海上保安庁も、大型巡視船のみで対処せざるを得ない状況はある。それが昨日の事件だ。

検査拒んだ疑いで中国漁船船長を逮捕 小笠原諸島付近の領海内

 横浜海上保安部は21日、小笠原諸島付近の日本領海内で停船命令に従わず立ち入り検査を拒否したとして、漁業法違反(立ち入り検査忌避)の疑いで、中国漁船「●(もんがまえに虫)霞漁05128」(132トン)の船長、林宗勇容疑者(37)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は21日午後6時ごろ、小笠原諸島付近の領海で、横浜海上保安部の巡視船による立ち入り検査を拒否した疑い。

 同保安部によると、日本語と中国語で漁船に止まるよう命じたが従わず巡視船が追跡。約1時間後に減速したところを海上保安官が乗り込み、嫁島の南西約17キロの海上で停船させた。船長らは抵抗しなかったという。

以前のエントリでも言及したように、小笠原も五島と同じくサンゴの名産地である。以前は台湾漁船のサンゴ密漁に悩まされていた。

こうした海域のパトロールを海保では広域哨戒としてヘリ搭載型の大型巡視船に行わせている。状況としては大型警備船だけで対応するときの韓国海洋警察庁と同様なわけだ。

だが、今回は(中国漁船にとって)相手が悪かった。

中国漁船の船長逮捕=領海内で検査拒否-小笠原沖

 同保安部によると、21日午後6時ごろ、小笠原諸島付近の領海内で、巡視船「しきしま」が不審な漁船を発見した。立ち入り検査をするため停船命令を出したが、同船は応じず蛇行しながら逃走。約50分後に同船が減速したため、海上保安官6人が乗り移り、同諸島嫁島から南西約17キロの海域で停止させた。

よりにもよって「しきしま」だったのである(もっとも広域哨戒に従事する巡視船は「しきしま」か、そうでなければ「みずほ」型の2隻のいずれかであることが多い)。

「しきしま」についてはいまさら説明するまでもないだろう。大きさ、兵装、制圧要員、どれをとっても他の巡視船以上のものだが特に異なるのはその搭載艇だ。
012-04.jpg
shikishima3.jpg
しきしま搭載艇M3/M4


しきしまに搭載されているM3及びM4は他の巡視船搭載艇と全く異なる。外洋においてはRHIBよりも安定しており、高速警備救難艇よりも多くの人員を輸送可能で、必要であれば銃座に12.7mm機関銃の設置も可能だ。

しかも、記事からも分かるとおり海保は全力逃走中の漁船に搭載艇を必要以上に接近させたりはしない。あくまで相手の足が遅くなってからである。多くの拿捕事案で海保が4~6時間も追跡を行うのは単に武器が使えないからではない。しつこく追うことで相手を疲弊させ、抵抗する意欲を失わせるのだ。それゆえ、逃走したにもかかわらず捕まるときはおとなしい漁船が多いのである。

国内違法漁船の場合、数時間追跡した挙句、相手が入港する先に待ち受けることも出来る。外国漁船の場合はそうしたことが出来ないため、継続追跡件に基づき外国領海に入らない限りは可能な限り追い続ける。

そういった観点から見れば、今回の中国漁船は1時間にも満たない逃走劇で、諦めがよすぎたようだ。まぁ、「しきしま」に全力で追われていることを考えれば、理解できなくもない。それ以上に海域的に中国まで逃げ切ることが出来ないというのもあったのだろうが。


こうした面から考えれば、韓国では問題の海域そのものが中国に近いため海洋警察側にとっては極めて不利で、中国漁船にとっては都合がいいのである。

長期追跡戦が望めない韓国海洋警察庁にとって必要なのは1000トンや3000トンの大型警備船ではない。


違法操業:拡大する被害、装備強化が急務

 海洋警察と海洋専門家は、大型化が進み、機動性も増大している中国漁船の違法操業を取り締まるためには、1000トン以上の大型警備艦を少なくとも9隻は追加配備する必要があると指摘している。9隻が追加投入されれば、2―3交代制で実施している西海での取り締まり作戦に同時に投入できる警備艦が現在の6隻から9隻に増える。

 専門家は大型警備艦9隻を追加建造する場合、ヘリコプターの格納庫を備えた3000トン級以上の警備艦を集中的に増やすべきだと指摘する。

銃器の使用緩和や特攻隊の増員も根本的な解決にはならないかも知れない(もっとも、海上保安庁では銃器を実際に使用しなくても「擬する」ことによって、相手への威圧効果を得ている例がある)。

 海洋警察に所属する拿捕(だほ)担当者は怒りをあらわにした。この担当者は「中国漁船には6人の拿捕担当者が乗り込むが、拳銃1丁とテイザーガン1丁しか支給されていない。しかも中国漁船の乗組員が分厚い服を着ている場合には、テイザーガンは効果がない」「中国人乗組員が凶器や鈍器などを手にしている場合、接近の段階から銃器を積極的に使えるようにしてほしい」と話した。また別の拿捕担当者は「必要な場合は銃器を使えと言われているが、艦長や庁長に報告してから使わねばならない上、大きく揺れる船の上で相手の太ももを狙うのは簡単ではない」「中国との外交問題は大きな問題で、海洋警察官の生命は小さな問題なのか」と語った。



 日々凶悪化する中国の違法漁船を取り締まるためには、拿捕(だほ)作戦に投入する特攻隊員の数を増やすべきとの指摘が相次いでいる。故・李清好(イ・チョンホ)警査(日本の巡査部長に相当)が乗務していた仁川海洋警察所属の3005艦は、37人の乗組員のうち16人が拿捕担当で、このうち特攻隊員は3人、一般の海洋警察官から選抜された海上特殊機動隊員は13人だ。

 元海洋警察官だった拿捕担当者は「2008年に故・パク・キョンジョ警衛(警部に相当)が中国漁船の乗組員にシャベルで襲われ、海に転落して死亡したことをきっかけに、海上特殊機動隊が創設されたが、特殊部隊出身者はほとんどおらず、一般の海洋警察官が大部分を占めている」「若いというだけで拿捕チームに配属され、30時間ほど訓練を受けるだけで現場に投入される」と話した。

銃器を装備していたとしても揺れる洋上狭い船内では、使用出来る状況は極めて限られるし、特殊部隊員であっても、数人で多数の抵抗する漁船船員を制圧するのは難しい。

しかも、海洋警察は海上保安庁では一般的になった遠隔採証システムの導入を行っておらず、予算不足とされる海保でも優先的に配備された個人装備も後回しとなっている。

 中国漁船の違法操業に関する証拠収集のための装備も不足している。海洋警察は艦艇に遠隔操作が可能な監視カメラを導入するよう求めているが、1台当たり約1000万ウォン(約67万円)と高価なため、いまだに要求が認められていない。現在は揺れる船上で、証拠収集要員が一般のビデオカメラで撮影を行っている。このほか、拿捕(だほ)班が着用する装備も新型が開発されたものの、普及率は極めて低い。海洋警察が保有する防御服534着のうち、新型は68着にすぎない。海洋警察は今年10月から新型防御服の配備を進めているが、予算上の問題で一括配備できないため、西海、南海(東シナ海)で活動する要員に優先的に提供している。現段階で、ヘルメットは1410個のうち新型は363個。靴は1365足のうち新型は526足、盾は2076個のうち新型は321個にすぎない。



必要なのは、一般の海洋警察官の練度向上と装備充実、採証装置を備え漁船への強行接舷と制圧要員の一斉展開が可能な小型高速警備艇ではないのだろうか。

このエントリーをはてなブックマークに追加

tag : 海上保安庁 巡視船 中国 韓国 違法漁船 領海警備 海洋警察庁

2011-12-22 : 各国沿岸警備隊 : コメント : 3 : トラックバック : 0
Pagetop
コメントの投稿
非公開コメント

No title
大は小を兼ねると考えてるからじゃなイカ?
2011-12-23 19:40 : ぬくぬく URL : 編集
No title
海警庁の場合、単に大型船の予算を獲得するための方便に使われてるだけなんじゃないかと。
よくよく知っているはずの日本の取り締まり手法をあえて無視していますからね。
2011-12-23 23:56 : あきつしま URL : 編集
No title
海警庁の対処方針案が示されましたね。
中国外交部高官が二国間会合で懸念を表明したようですが、当然でしょう。
中国漁船に負けず劣らず、韓国側の対応強化のエスカレーションも見過ごせないものがあります。
かのロシアでさえ、危害を加える射撃には厳格な手続きを踏んでやっています。
韓国のやろうとしていることは東アジアの海上安全保障に刺さったトゲとして、日本を含む周辺国に影響を及ぼすでしょう。
日本も韓国への対抗措置として担保金を3倍くらいに値上げしなきゃいかんですね。
2011-12-30 02:07 : あきつしま URL : 編集
Pagetop
« next  ホーム  prev »

FC2カウンター

Lc.ツリータグリスト

ブログ内検索